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【狩られ道亜種 1/2】『MH』とはなにか? インタビュー後記(その2) [モンスターハンター]

※この文章は電撃ゲームス 5月21日発売号に掲載されたものです。

はい! というわけでございまして、はじまってしまいました「狩られ道亜種」でございますが! が! が! もう一回、が! ……すいません、今、ちょっとお腹痛いんですorz なものですから、さ! 元気出していくぞ! と考えまして、「が」を連呼してみました……が! 今回の内容は、特別に元気を必要とするようなものではない、むしろ僕の場合は体調悪いくらいの方がいいのではないかなどとも、思い直してみましたw

さて。今回の記事タイトルに「その2」とありますが、電撃ゲームス前号の「狩られ道亜種」はその「1」ではありません。「その1」は、ただいま発売中の電撃PlayStationに掲載されています。よろしければ、チェックしてみてください。また、電撃ゲームス編集部ブログでもお読みいただくことができますので、「やばっ! 電撃PlayStation、売り切れてる!」なんて場合は、そちらを御活用ください。その続きでもあるわけですが、先月、4月1日に、大阪におじゃまして『MHP 3rd』プロデューサーの辻本さんと、『2ndG』に続いてディレクターを務められる一瀬さんにインタビューさせていただきました。その詳細は電撃ゲームス前号に2万字を越える長文インタビュー記事として掲載されているのですが、インタビューの場には僕も同席させてもらってまして、自分なりにメモをとってもいました。そのメモをベースにまとめさせていただこうかという企画の「その2」なわけですって、長いな、どうも。

ぐだぐだ書いていてもあれなのでw それではさっそく、「その1」からの続きになりますが、どうぞ。

一瀬泰範氏(『MHP 3rd』ディレクター。以下、敬称略)「ポータブルシリーズの第1作から、実はお風呂をやりたいと思い続けてきました。その後、『2nd』『2ndG』と、お風呂に入るシステムを真剣に考え続けてきました。同じように考えてきたキッチンはなんとか実現したのですが、どうしてもお風呂はできなかったんですね。ちなみに、ポッケ村に湯気の立っているところがあるのですが、それは名残のようなものです。今回、『MHP 3rd』でようやく実現することになりましたから、これは僕にとって数年越しの夢だったんです」。

一瀬「人の極々基本的な行動として、寝る、食べるということがありますが、そのレベルをもう1つ進めて考えると、洗濯するとか、お風呂に入るということがあると思うんですね。お風呂にこだわったのは、そのためなんです」。

正直に言えば、発表を見た時には「お? おぉ〜、『MHP 3rd』ってお風呂に入れるんだぁ」くらいにしか思っていませんでした。まさかこんな……数年にわたる熱い思いが一瀬さんたちスタッフの中にあったなんて……。とても想像できませんでした。失礼をいたしました。

そういえばもう何年も前の話になるのですが、『MH』の第1作、無印が発表された時に、当時、カプコンにいらっしゃって開発を担当されていた方が、こうおっしゃっていました。「このゲームは、なにもしなくてもいいアクションゲームなんです。逆に言えば狩りには行かずに釣りばっかりしているとか、自由になんでも楽しんでもらえるゲームでもあります」と。当時は、このお言葉の意味を正確には理解できていなかったのですが、今なら少しわかる気がします。その表現の一面として、『MH』は意外なくらいに生活感の漂うゲームです。ただフィールドに出てモンスターを狩るのではなく、拠点となる村では、きっちりハンターとしての生活が描かれています。それが……とは言いませんが、それもまた、『MH』というタイトルの自由度の高さを保証しているものでもあります。だとすれば、その方向性を突きつめていくという意味で、キッチンが考えられ、お風呂が企画され、イメージは洗濯にまで広がっていたということも、まったくもって納得のいくことです。

本当に、ぶれないタイトルであり、開発スタッフです。




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