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#dgames 【原稿料はウォレットで】「PSP go」の発売でダウンロード販売は主流になるのか!?(後編) [PlayStation]

※この文章は電撃ゲームス11月20日発売号に掲載されたものです。

完全ダウンロード化は まだまだ先になりそう!?


 実際、発売された「PSP go」は購入者からの評価こそ高いものの、“爆発的に売れている”とは言えない状況です。従来型のPSP-3000が¥16,800(税込)に値下げされたため、¥26,800(税込)という値段が割高に感じられたのも原因かもしれませんが、やはりUMDドライブなしのダウンロードオンリーという仕様に、既存ユーザーの多くがちゅうちょしてしまったからでしょう。

ライター.jpg家電もすべてソニー製
(編)

ダウンロード版がどうこう以前に、ハードとしての完成度が高く、ガジェット好きにはたまらない「PSP go」。すでにPSPが3台あるのに買っちゃった! 現状では、手持ちのUMDソフトを「PSP go」で遊ぶ手段がない以上、すでにUMD版のPSPソフトをたくさん持っている熱心なユーザーほど、(買い足しならともかく)買い替えには慎重にならざるを得ません。このあたりは、ダウンロード版がシェアを拡大すればいずれ変わるのかもしれませんが、そんな時代へと進む流れは、まだまだ先みたい。私自身も、新作ソフトは基本的にUMD版を買っているので、当分「PSP go」は“ゲームアーカイブス専用機”になりそうな予感です。

 このように、PSPに限らずPS3でもダウンロード販売がそこまで定着していない理由は、個人的にはダウンロード版にはソフトやパッケージといった“モノ”が付いてこないからだと思います。お金を払ったのに形になるモノがないというのは不安だ、どこか物足りないというのは、ブロードバンド&コンテンツビジネス全盛の現代では時代遅れの感情なのかもしれませんが、これは結構バカにできない要素かと。特に私のような、買ったソフトを棚に並べてニヤニヤしているタイプの人間には、データだけではイマイチ物欲が満たされないのです! また、値段が定価一律で、割り引きや(お店にとっては大損害なのかもしれませんが)値崩れによる“特価販売”がないのも、お小遣いが限られている一般的なユーザーの立場からすると、かなり寂しいものがあります。こう書くとダウンロード販売はお先まっ暗みたいでアレですが、この手の問題はいずれウマい解決法が提示されるはず。そんなことより重要なのは、ダウンロード版の登場により、ユーザーにとってソフトの購入方法の選択肢が広がったことだと思います。なにもどちらか一方に決める必要はなく、状況やゲームの種類に応じて、好きな購入方法を選べばいいのです。その点では、SCEも「PSP go」をPSP-3000の後継機ではなく、並行展開していく“別モデル”として扱っているようで、UMD版・ダウンロード版両対応のPSP-3000は、まだまだ現役で売られていく模様。現状では、普通に「PSPのゲームが遊びたいんだ!」という人にはPSP-3000を、新しモノ好きで、それほどコレクション欲がない人には、「PSP go」をオススメしたいと思います。

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