【原稿料はウォレットで】映像配信もコミック配信もとても便利で楽しいけど……!?(後編) #dgames #followmeJP #PSN

※この文章は電撃ゲームス12月17日発売号に掲載されたものです。

ダウンロードコンテンツの充実で PS3＆PSPがさらに楽しく！

　そういった意味での需要を狙ったと思われるのが、新しく始まった2つめのサービス、PSP向けのコミックの配信です。専用アプリ「コミックリーダー」を利用して、PSストアに新設された「コミック」カテゴリから、コミックをダウンロードできるこのサービス。サービス開始時より国内の11出版社の有力コンテンツを取りそろえ、セル方式で1巻あたり￥420、1話あたり￥50～150（税込）前後を中心価格帯として提供する予定とのこと。

家電もすべてソニー製
(編)
月末に我が家に届いたカード会社からの
請求書がもとで家族会議に。PSNとAmazon
で買ったものの詳細を国会の証人喚問バ
リに追求されたよ！(涙)　本などの紙媒体大好き人間の私としては、ぶっちゃけ値段が同じなら“形に残る”普通のコミックを選ぶと思いますが、今後価格が下がってきたら考え方を変えるかも!?　また、セル方式とのことなので、おそらくすでにコミック化されている巻限定の配信だと思います。もし、雑誌掲載～コミック化までの“空白期間”を埋める話数が読めるなどの＋αの利点があれば、価格が高めな1話単位での利用も増えると思うのですが……。

　このあたり、先ほど触れた映像コンテンツの配信もそうですが、ダウンロードビジネスというのは版権やら規制がからんで、“かゆいところに手が届かない”のが実情のようです。例えば欧州では、専用のデジタルチューナーユニットを買い足せばPS3のHDDに地上波デジタル放送の番組を録画できる「PlayTV」なるサービスが実施されています。高価なBD／DVDレコーダーと同じ機能をはるかに安価で楽しめるわけで、BDを視聴できるのと同じくらいのインパクトがある機能です。しかし、日本では著作権保護の問題などで実施のメドが立っていないとか。仕方ないとはいえ、同じPS3なのに日本だけ損している気分ですよね……。脱線しました。ただ、そのあたりを差し引いてもコミック数冊分のデータをいつでも読めるというのは魅力的！　秋の東京ゲームショウ2009などのイベントで触った感覚だと、コマ単位での画面送りやズーム機能など、各種機能が充実しており、読みやすさにも不安はなさそうです。液晶サイズの関係でページ全体を表示しにくい点や、タッチパネル式ではないなど、“無い物ねだり”系の不満は残りますが……。

　ともあれ、ゲーム、アニメ、映画、音楽、コミックといった多彩なカルチャーを、PSPでまとめて楽しめるのは、かなりスゴいことです(専用ワンセグチューナーがあればテレビも見られる！)。通勤・通学のおトモにはもちろん、旅行や実家に帰省するときなどの長時間の時間つぶし用アイテムとして、PSPに勝るモノなし！　せっかくの機能、積極的に使わないともったいない!!


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