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【撃たれ道 2/2】敵のゴローは許せない[倉西] [電撃ゲームス]

とりあえず訓練所で教わった通りに狙いをつけて敵を撃ち……撃てたはず……と思ったところで、その橋の上の敵は撤退したらしく、新たな指令が下されました。「橋の上に上がって車に乗れ」と。なぁんだ、簡単じゃん……って、あたりまえにそう思ったのですが、どの車かわからずorz まごまごするうちに死亡。いったい、どこから敵は撃ってきたというのでしょう。また、「死にながら覚えるゲームだ」とは書きましたが、ここで死んでも、僕はいったい何を学べばいいのでしょう。車に乗るということができなかっただけですからね。それで死ぬ。戦場は過酷です。しかもこのあと、本当にどの車だかわからず、10分近くを費やしましたが、正解は橋の上に上がってすぐ真正面のヤツでした。そうかぁ、敵の人は「そこだよ!」というつもりで撃ってくれてたのかぁ、それに僕が当たっただけだったんですねなんてことがあるわけがありませんおまいら全員殺す。いやいやしかし、死ぬ思いで(というか実際何度も死んで)乗り込んだこの車がものすごい武器を積んでいまして、正直、降りたくはなかったです。このまま、このままどこまでもこいつを乱射して行ければいいのにというか行くべきなのに、ゲーム進行上、降りなければならない時は来ました。あぁ、すっきりした! と思って降りるやいなや、また死亡。いちいち「死亡」とか「死んだ」なんて書いていたら、まったくもってきりがないのですが、ここでもまた怒濤の死亡ラッシュ。

この時ばかりは、参りました。こんなに楽しんでいるのに(書いていることは死んだとかわからなかったということばかりですが、実は僕、かなり楽しんでましたし、楽しんでます、はい。その点は、誤解のないように願います。『MH』の時と同じですよw)、さっぱり進めません。

車から降りる→死亡。車から降りる→死亡。車から降りる→死亡。車から……。

何度繰り返したかわからなくなり、お腹も空いてきた(無関係)その時です。画面右下に不安なアイコンが……。

伏せてるじゃん、俺。

呆気にとられました。

要は、こういうことです。車から降りたと思っていた僕は、実はほぼ振り落とされていたような状況で(想像)、そのまま砂ぼこりが舞う路上に倒れ込んでいたのです。倒れ込んだ=伏せの状態だったんですね。銃弾飛び交う、危険極まりない路上で。でもって、そのまま移動しようとしていたということですから、なんというか、その、路上をずりずりほふく前進していたわけです。どうして? どうしてそんなことしてたの? < 俺 いったいなにがしたかったんでしょう? < 俺

したかったことは明白です。右手の建物に逃げ込みたかったんです。装甲車から颯爽と飛び降りて、タタタタタッと未後手の建物に駆け込んで、ガガガガガッと敵を撃つ。はい、イメージです。そういうことがしたかったのですが、実際には路上をずりずりほふく前進していたのです。ろくに進みもしないうちに、撃ち殺されまくっていたわけです。さぞやいいマトだったことでしょうよ! さぞや気持ちよく撃てたことでしょうよ! < 敵のゴロー(中東風のエリアでは、敵は全員、ゴロー@電撃ゲームス『COD MW2』担当ライターに似ています)

○ボタンを押し、すくっと立ち上がりました。何発か撃たれましたが、死ぬことはありませんでした。ほふく前進ではありませんから、スムーズに右手の建物に逃げ込めました。あまりの呆気なさに、しばらく建物の中でぼおっとしてしまいました。まったくもって気づいてしまえば、どうということはなかったのですが、絶対、このへんの敵のゴローは許せません(201003070049/福井にて)。

※この文章は電撃ゲームス 3月19日発売号に掲載されたものです。
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